屋上防水の寿命は何年?放置すると起こる3つのトラブル
2026/08/04
こんにちは、広報のHです。今日は、お客様からよくいただく質問「防水って何年もつの?」についてお話しします。普段あまり意識することのない屋上やベランダの防水ですが、実は建物を雨から守る"縁の下の力持ち"。その寿命を知っておくだけで、建物との付き合い方が大きく変わってきます。
実は防水層には種類ごとにおおよその目安があります。ウレタン防水(液状の材料を塗り重ねる工法)で約10〜13年、シート防水(防水シートを貼る工法)で約13〜15年、FRP防水(ガラス繊維で補強する工法)で約10〜12年と言われています。もちろん立地や日当たり、屋上の使われ方によって差はあります。例えば直射日光が一日中当たる南向きの屋上と、日陰の多い場所とでは、劣化のスピードはまったく違います。また、防水層の表面を保護している「トップコート」は5年前後で塗り替えるのが理想とされており、これをこまめに行うかどうかでも防水層本体の寿命は変わってきます。「新築から10年以上、一度もメンテナンスしていない」という建物は、一度点検をおすすめしたいタイミングです。
では、寿命を過ぎた防水を放置するとどうなるのでしょうか。よくあるトラブルは3つです。
1つ目は「雨漏り」です。怖いのは、雨漏りが"ある日突然"起こるように見えて、実は水面下でじわじわ進行しているという点です。天井のシミや壁紙の浮きとして現れた頃には、内部でかなり水が回っていることも少なくありません。防水層のひび割れや膨れ、排水口まわりの劣化など、目に見えるサインの段階で対処できれば、被害はぐっと小さく抑えられます。
2つ目は「建物の構造へのダメージ」です。浸入した水が鉄筋を錆びさせると、錆びた鉄筋は膨張してコンクリートを内側から押し割ってしまいます。これが「爆裂」と呼ばれる現象で、ひび割れがさらに水を呼び込むという悪循環に。こうなると建物そのものの寿命を縮めることにつながります。
3つ目は「修繕費用の増大」です。早い段階ならトップコートの塗り替えだけで済んだものが、放置すると防水層の全面やり替え、さらには下地や内部の補修まで必要になり、費用が数倍に膨らむケースもあります。マンションやビルの場合、雨漏りが入居者様への補償問題に発展することもあり、金銭面以外の負担も大きくなりがちです。
建物のメンテナンスは、人間の健康診断とよく似ています。症状が出てから慌てて治療するより、定期的にチェックして早期発見・早期対応するほうが、結果的に体にも財布にも優しい。建物もまったく同じです。「うちはそろそろかな?」「そういえば屋上なんて何年も見ていないな」と思われた方は、まずは点検だけでもお気軽にご相談ください。
これからも現場の様子や建物に役立つ情報を発信していきます。暑い日が続きますが、職人一同、安全第一で施工を続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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